三井化学は、2011年度以降、経営戦略と連動させ、人的資本経営を実践してきました。特に海外展開の加速化に伴う新たな経営戦略の策定に連動し、「多様性に富む経営者候補の戦略的獲得・育成・リテンション」を人事戦略の優先課題に据え、経営人材育成における独自施策が同社の特色の一つと捉えることができます。
ここがポイント
- キータレントマネジメント：同社グループ事業の将来を担う経営者候補の戦略的獲得・育成に向けたグローバル共通の仕組み
- 人材育成委員会：毎年度、全社および部門別の人材育成委員会を開催し、経営者候補等の選抜、個別育成計画の策定、育成機会の創出、戦略的配置を進める
- 経営者候補の選抜・育成：「業績」「潜在能力」「熱意」の３軸を用いて選抜する
- 経営者候補に必要な経験：「経営的視野」「事業再構築」「新事業開発」「全社横断プロジェクト」「海外経験」を５つの経験を必要とし、タフアサインメントも織り交ぜながら候補者ごとの育成計画や配置を検討する
- 取組み成果のKPI：「戦略重要ポジション後継者準備率」「多様化率」を指標に掲げ、目標と結果を開示している
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