創業以来、世の中に新しい価値を提供し続けてきたソニーグループにとって、「人」は最も重要な経営資源であることから、社員を重要なステークホルダーと位置付け「個」と捉え、会社と社員が対等な関係を前提に「都度、お互いに選び合い、応え合う」企業文化を大切にしてきました。
グループ共通の人材理念である「Special You, Diverse Sony」に基づいた人事戦略のフレームワークを「個を求む」「個を伸ばす」「個を活かす」と定義し、事業環境や地域特性に応じた人事施策に繋げていますが、そこには、知や経験、国籍、ジェンダーなど個性豊かな社員一人ひとりが持つスキル、能力、創造性等を最大限に発揮し、個々のエンゲージメントを高めることが、社会への持続的な価値創出と企業価値向上に寄与するとの信念があります。
ここがポイント
- 創業以来一貫して「社員と会社は対等な関係にある」スタンスのもと、「自分のキャリアは自分で築く」考え方が根付いており、「会社は自立した多様な人材個々の思いや挑戦を受け容れる器である」と果たすべき役割を明確にしている
- グループ共通の人材理念「Special You, Diverse Sony」に基く人事戦略である「個を求む」「個を伸ばす」「個を活かす」のもと、必要な施策が練られている
- グループ人材の多様性の観点「経験」「国籍」「性別」「LGBTQ＋社員の活躍推進」「障がいある社員の活躍推進」
- 社員の成長に対する支援「スキルアップ」「キャリア開発」「技術者の育成・活躍」
- 社員エンゲージメントの向上「ワークライフバランス」「育児・介護・治療と仕事の両立支援」
出所：ソニーグループ サステナビリティレポート2023
では、どのような戦略を実行し、有効な施策を展開したのか、その結果として企業価値はどのくらい向上したのか、このあと詳しく見ていきます。
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